依存関係を更新する
React Native 0.83へのアプリの移行
このガイドでは、Vega React Nativeアプリをバージョン0.72.0から0.83.0に移行する方法について説明します。次の2つのアプローチから選択できます。
- AI支援による移行 - Amazon Devices Builder Tools MCPサーバーでAI Assisted Upgrade Helperを使用します。ヘルパーは現在のバージョンを検出し、必要な変更のチェックリストを生成して、各手順を対話形式で案内します。
- 手動による移行 - このガイドの手順のページに従って、それぞれの変更を自分で行います。
どちらのアプローチでも、実行する一連の変更は同じです。ほとんどのアプリでは、AI支援によるアプローチの方が早く進みます。手動によるアプローチは開発者が完全に制御できるため、各変更を理解したい場合や、アプリに大幅なカスタマイズが必要な場合に役立ちます。
移行に際して問題が発生した場合は、React Native 0.83への移行に関する問題のトラブルシューティングを参照してください。
前提条件
移行を開始する前に、次の要件が満たされていることを確認してください。
- Vega SDK 0.24がインストールされていること
- Node.jsバージョン22.14.0以降
- npm(Node 22に付属)
- gitと、クリーンな作業ツリーおよびバックアップブランチ
- テスト用に開発者モードを有効にしたVega Fire TVデバイス
開始前に現在の作業内容をコミットしておくと、必要に応じてロールバックできます。
cd /path/to/your/vega-app
git add .
git commit -m "Pre-upgrade checkpoint"
AI支援による移行
Amazon Devices Builder Toolsのモデルコンテキストプロトコル(MCP)サーバーには、VegaでのReact Nativeバージョンの移行用に設計されたAI Assisted Upgrade Helperが含まれています。このヘルパーは次の機能を提供します。
- Vega固有のコンテキスト - Vegaの要件と制約を理解しています。
- TODOの自動生成 - アップグレードタスクのチェックリストを作成します。
- バージョン固有のナレッジ - React Native 0.83に固有の構成の詳細を読み込みます。
- 対話型のステップバイステップガイダンス - 各変更を順番に説明付きで案内します。
- チェックポイントと再開 - 進行状況を保存し、後でアップグレードを再開します。
MCPサーバーのインストール
Amazon Devices Builder Tools MCPサーバーをインストールします。
npx -y @amazon-devices/amazon-devices-buildertools-mcp@latest init-context
これにより、AIコーディングアシスタントを選択し、それに対応するMCPサーバーを構成するように求められます。
MCPサーバーを手動で構成するには、AIエージェントのMCP設定JSONに以下を追加します。
"amazon-devices-buildertools-mcp": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "@amazon-devices/amazon-devices-buildertools-mcp@latest"],
"type": "stdio"
}
セットアップを確認します。
npx -y @amazon-devices/amazon-devices-buildertools-mcp@latest check-status
エージェントのコンテキストドキュメントとMCP構成の両方が構成済みとして表示されます。
MCPのバージョンが0.1.31以上であることを確認します。
npx -y @amazon-devices/amazon-devices-buildertools-mcp@latest --version
アップグレードヘルパーの起動
AIコーディングアシスタントを使用して、次のプロンプトコマンドを実行します。
Kiro、Claude Code、Clineの場合:
/prompt react_native_for_vega_ai_assisted_rn_upgrade
または、直接質問します。
Use the React Native Upgrade workflow from @amazon-devices/amazon-devices-buildertools-mcp to upgrade my application to RN83.(@amazon-devices/amazon-devices-buildertools-mcpのReact Nativeアップグレードワークスフローを使用して、アプリケーションをRN83にアップグレードしてください。)
アップグレードヘルパーにより、次の処理が実行されます。
- 開発者に作業ディレクトリの入力を求めます。または、既にプロジェクトがある場合はそのディレクトリを検出します。
package.jsonから現在のReact Nativeバージョンを検出します。- プロジェクトの構造と環境を検証します。
- React Native 0.83に関するVega固有のナレッジを読み込みます。
- 必要なすべての変更を含むTODOリストを生成します。
- 対話モードを開始して変更手順を案内します。
生成されたTODOリストの確認
アップグレードヘルパーは、プロジェクトディレクトリにRN_UPGRADE_TODO_[現在のバージョン]_to_0.83.mdという名前でTODOファイルを生成します。たとえば、RN_UPGRADE_TODO_0.72_to_0.83.mdのようになります。
このファイルがプロジェクトディレクトリに作成されていることを確認します。これにより、アップグレードヘルパーが正しく初期化されたことが確認できます。
TODOファイルには以下が含まれています。
- チェックボックスによる進行状況の追跡
- 優先度インジケーター(重要から低まで)
- 各変更の詳細な実装手順
- コード例とファイル参照
npm installを実行して依存関係を更新する手順が指示されます。アップグレードヘルパーはこの手順を支援し、インストールエラーが発生した場合はトラブルシューティングをサポートします。対話形式での変更の実行
アップグレードヘルパーは、コマンドベースのインターフェイスで対話モードを開始します。保留中のすべての変更が優先度別に整理されたメニューが表示されます。
対話型コマンド
- [1-N] - 変更に対応する番号を選択すると、その実装ガイドが表示されます。単純な変更では、AIによる自動実装が提案される場合があります。
- complete - 現在の変更を手動で実装した後に完了としてマークします。
- build - ビルドエラーを報告し、ナレッジに基づいてトラブルシューティングを支援します。
- status - 詳細な進行状況レポートを表示します。
- help - コマンドリファレンスを表示します。
- exit - 進行状況を保存して終了します。後で再開できるように、
.rn-upgrade-checkpoint.jsonが作成されます。
変更を行うには、次の手順に従います。
- ヘルパーから表示された、優先度別の保留中の変更を確認します。
- 選択する変更の番号を入力します。
- 詳細な手順を含む実装ガイドを確認します。
- AIから提案された変更の実装を受け入れるか、手動で実装して
completeと入力します。 - 残りの変更について同じ手順を繰り返します。
進行状況は自動的に保存されます。いつでも一時停止し、後でアップグレードコマンドを再度実行して再開することができます。
ビルドとテストの実行
アップグレードの変更が完了したら、接続されているVegaデバイスでアプリをビルドして実行するようにAIアシスタントに指示します。AIにより、ビルド、デプロイ、起動が処理されます。
ビルドエラーが発生した場合は、アップグレードヘルパーが問題を説明し、解決策を提供します。また、RN83にアップグレードするにはpackage.jsonのどの依存関係を変更する必要があるかなど、具体的な変更について質問することもできます。
ビルドと検証のコマンドを手動で実行するには、手順7: ビルドと検証を行うを参照してください。
手動による移行
アプリを手動で移行するには、以下の手順を順番に実行します。手順1~4と6~7はすべてのアプリに必要です。手順5は、アプリでCarouselコンポーネントを使用している場合にのみ必要です。
関連トピック
外部リソース
- React Native 0.83リリースノート(英語のみ)
- React 19リリースに関するブログ記事(英語のみ)
Last updated: 2026年7月29日

