A3L Messagingについて
A3L Messaging SDKは、アプリストアに依存しない抽象化ライブラリです。これにより、コードの移植と管理に必要な労力を軽減することができます。A3L Messaging SDKを使用すると、コードを1回記述するだけで、同じコードを使用したアプリをGoogle PlayとAmazonアプリストアの両方に申請できます。A3L Messagingを使用しない場合、クラウドメッセージングなどの機能をアプリに追加する際は、Androidデバイス用のソリューションとFire OSデバイス用のソリューションをそれぞれ実装する必要がありますが、A3L Messaging SDKを使用する場合は、このSDKによってソリューション固有の詳細が処理されます。A3L Messaging SDKに用意されている共通インターフェイスを使用することで、AndroidデバイスとFire OSデバイスの両方に1つで対応できる実装を作成することが可能になります。
A3L Messaging SDKは、アプリにメッセージを送信するために使用できるクラウドメッセージング用の抽象化ライブラリで、AndroidデバイスとFire OSデバイスをサポートしています。A3L Messaging SDKは、Androidデバイスの場合はFirebase Cloud Messaging(FCM)に、Fire OSデバイスの場合はAmazon Device Messaging(ADM)にそれぞれ依存します。
機能の比較
A3L Messagingを使用すると、プッシュ通知を送信してユーザーエンゲージメントを高めたり、カスタムデータメッセージを送信してアプリで処理したりすることができます。次の表は、A3L Messaging SDKで提供される機能をFCMおよびADMと比較してまとめたものです。
カテゴリー | 機能 | FCM | ADM | A3L Messaging |
---|---|---|---|---|
メッセージのタイプ | プッシュ通知 | Androidでサポート | Fire OSでサポート | AndroidおよびFire OSでサポート |
メッセージのタイプ | データメッセージ | Androidでサポート | Fire OSでサポート | AndroidおよびFire OSでサポート |
メッセージのタイプ | データを含むプッシュ通知 | Androidでサポート | Fire OSでサポート | AndroidおよびFire OSでサポート |
ターゲットを絞ったメッセージング | シングルデバイスメッセージング | Androidでサポート | Fire OSでサポート | AndroidおよびFire OSでサポート |
ターゲットを絞ったメッセージング | トピックベースのメッセージング | Androidでサポート | Fire OSでサポート | AndroidおよびFire OSでサポート |
ターゲットを絞ったメッセージング | グループベースのメッセージング | Androidでサポート | Fire OSでサポート | 該当なし。 グループベースのメッセージングには、ADMとFCMが提供するサーバーAPIを使用します。 |
クライアントからサーバーへのメッセージング | アップストリームメッセージング | Androidでサポート | Fire OSではサポート対象外 | Androidでサポート、Fire OSではサポート対象外 |
グループベースのメッセージングには、ADMとFCMが提供するサーバーAPIを使用します。
A3L Messaging SDKのダウンロード
A3L Messaging SDKは以下からダウンロード可能です。
SDKには、A3LMessaging AARファイル、Javadoc形式のAPIリファレンス、サンプルアプリ、テスト用のサーバー側スクリプトが含まれています。
次のステップ
A3L Messagingの実装を参照してください。