ライブアプリテストの開始方法
本ページでは、Amazonライブアプリテスト(LAT)サービスの利用方法について説明します。ここでは、テスターの追加方法、テストの管理方法、テスターに指示を出す方法を学ぶことができます。ライブアプリテストの概要は、ライブアプリテストについてを参照してください。
標準の申請プロセスでライブアプリテストを作成するには、アプリに必要なメタデータをすべて入力する必要があります(アプリの申請ワークフローで入力が完了していなかった場合)。アプリの申請と同様、ライブアプリテストの申請ワークフローは複数の手順から成り、複数の画面で情報を入力します。短時間でライブアプリテストを開始するには、1つの画面で設定できるクイック作成機能を使用します。
- ライブアプリテストダッシュボード
- ライブアプリテストのクイック作成
- ライブアプリテストの標準申請
- テスター管理
- テストの管理
- 公開済みアプリの新規バージョンのテスト
- アプリテスター向けの手順
- ライブアプリテストを介したアプリの申請
ライブアプリテストダッシュボード
ライブアプリテストダッシュボードでは、アクティブなテストの管理や、過去のテストの確認ができます。LATダッシュボードのセクションを理解するには、次の画像を参照してください。画像をクリックすると拡大表示されます。ダッシュボードにアクセスするには、開発者コンソールに移動し、[アプリ&サービス] > [マイアプリ] の順にクリックして、目的のアプリを見つけます。[アクション] の下のメニューアイコンをクリックし、[ライブアプリテスト] を選択します。
LATの使用を開始するには、ライブアプリテストのクイック作成またはライブアプリテストの標準申請を参照してください。
![これはライブアプリテストダッシュボードです。[アクティブなテスト] セクションで、アクティブなテストとテスターを管理します。過去のテストは [過去のテスト] セクションで確認できます。](https://m.media-amazon.com/images/G/01/mobile-apps/dex/live-app-testing/lat-dashboard._TTH_.png)
ライブアプリテストのクイック作成
ライブアプリテストのクイック作成を使用すると、アプリの詳細をすべて入力しなくても、ライブアプリテストを開始できます。詳細をすべて入力する必要がある標準の申請ワークフローを使用するには、ライブアプリテストの標準申請を参照してください。
入力するフィールドが少ないため、クイック作成は標準のワークフローと異なります。クイック作成では、一部のメタデータフィールドでデフォルト値が使用されます。クイック作成と標準のワークフローの相違点については、次の表を参照してください。
フィールド | クイック作成のワークフロー | 標準のワークフロー |
---|---|---|
アプリSKU | クイック作成中は使用不可 テストが公開された後は更新可能 |
一般情報 |
カスタマーサポート連絡先 | デフォルトのサポート情報を使用 テストが公開された後は更新可能 |
一般情報 |
どこでアプリを公開しますか? | デフォルトは [Amazonがアプリを公開するすべての国と地域] テストが公開された後は更新可能 |
配信地域・価格等 |
アプリは無料ですか?有料ですか? | デフォルトは [無料] テストが公開された後は更新可能 |
配信地域・価格等 |
[アプリの説明] タブの全フィールド | クイック作成中は使用不可 テストが公開された後は更新可能 |
アプリの説明 |
アイコン | クイック作成中は512 x 512pxのアイコンのみ追加可能 テストが公開された後に画像アセットを追加 |
画像&マルチメディア |
定期購入型アイテムのタイムラインを短縮する | 標準のワークフローでのみ使用可能 | アプリファイル |
Amazon Maps Redirectionを利用する | 有効 | アプリファイル |
申請後、テストのステータスが [テスト中] の場合は、標準プロセスと同じようにメタデータを編集できます。値を変更するには、アクティブなテストの横にある [アクション] メニューの [編集] を選択します。タブ形式でワークフローが表示され、各タブで [編集] をクリックするとフィールドを更新できます。
以下の手順に従い、クイック作成を使用してライブアプリテストにアプリを申請します。
- 開発者コンソールのダッシュボードに移動し、開発者アカウントでログインします。[アプリ一覧] をクリックし、ライブアプリテストを設定するアプリを選択します。
- アプリ名の下にあるメニューから [ライブアプリテスト] を選択します。
- アプリのライブアプリテストダッシュボードが開きます。[クイックライブアプリテストを作成] をクリックし、確認ダイアログに進みます。
- クイック作成画面でバイナリファイルをアップロードし、サポート対象デバイスを選択します。
- 残りの必須フィールドに入力します。必須フィールドには、[アプリタイトル]、[アプリのカテゴリー]、[サポート言語]、[コンテンツレーティング]、[アプリアイコン]、[海外販売に関するコンプライアンス] があります。クイック作成画面を拡大表示するには、画像をクリックします。
ライブアプリテストのクイック作成画面 注: タイムラインが短縮された定期購入型アイテムを使用したり、追加のメタデータフィールドを編集したりするには、この画面で [通常のライブアプリテストに切り替えてください。] のリンクをクリックして、標準の申請プロセスに変更します。 - テスターグループを追加します。既存のテスターグループが表示され、このライブアプリテストで追加するテスターグループを選択できます。新しいテスターを追加する必要がある場合は、[テスター管理] をクリックし、ライブアプリテストの標準申請の手順4に従います。
- [申請] をクリックします。
次に、アプリのダウンロード方法を記載したAmazonアプリストアからのEメールがテスターに送信されます。詳細については、アプリテスター向けの手順を参照してください。
ライブアプリテストの標準申請
標準の申請ワークフローを使用してライブアプリテストを作成するには、次の手順に従います。
-
開発者コンソールのダッシュボードに移動し、開発者アカウントでログインします。[アプリ一覧] をクリックし、ライブアプリテストを設定するアプリを選択します。
- アプリ名の下にあるメニューから [ライブアプリテスト] を選択します。
- アプリのテストを初めて設定する場合は、[新規ライブアプリテストを作成] をクリックし、確認ダイアログで [OK] をクリックします。次に、[ダッシュボードに移動] をクリックします。
- アプリのテストを設定したことがある場合は、[ライブアプリテスト] を選択すると、ライブアプリテストのダッシュボードが表示されます。
-
ライブアプリテストのダッシュボードには、アプリに設定されているアクティブなテストの一覧が表示されます。テスターを追加するには、[テスターを管理] をクリックします。
[テスターを管理] をクリック -
テスター画面で、[新規テスターを追加] をクリックします。すべてのテスターはグループに属している必要があります。この画面で、新しいテスターを追加するか、既存のグループから既存のテスターを追加するかを選択してください。
- [新規テスターを追加] ラジオボタンをクリックします。
- CSVファイルをアップロードするか、テスターを個別に追加します。CSVファイルを使用する場合は、テスターのリストを 「Eメール,名,姓」という形式で作成してください。テスターを個別に追加する場合は、プラス記号ボタン
を使用します。自身をテスターとして追加し、アプリのダウンロードとテストが可能になったことを通知する招待Eメールを受けることも可能です。
- グループにテスターを追加します。新しいグループを作成することも、既存のグループに追加することもできます。
-
新しいグループを作成するには、[新規テスターグループを作成] をクリックします。これにより、[新規テスターグループを追加] というラベルのフィールドが開きます。[新規テスターグループを追加] チェックボックスをオンにし、フィールドにグループの名前を入力してください。
新規グループを作成 新規グループの名前を入力 -
既存のグループにテスターを追加するには、追加先のグループを選択します。
注: ほかのアプリに関連付けられているグループにこのテスターを追加する場合は、[現時点で選択したグループに関連するすべてのライブアプリテスト(LAT)にテスターを追加します。] をオンにすると、それらのアプリにこのテスターを追加できるようになります。
-
- 開発者は、テスターの名前とEメールアドレスをAmazonに提供する権利を保持している必要があります。また、テスターは18歳以上であることが必要です。これを確認するステートメントのチェックボックスをオンにし、[追加] をクリックします。
- テスターを追加したら、ライブアプリテストのダッシュボードに移動して、アクティブなテストを表示します。
-
[アクション] の下にある3つの点と3本の線が並んだメニューボタンをクリックし、[申請] を選択します。
申請
これで手順は完了です。テスターには、Eメールリンクと、デバイスへのプッシュ通知(受信可能な場合)の2種類の通知が送信されます。ライブアプリテストへの申請後、テスターの元に招待Eメールが届くまで数時間かかる場合があります。詳細については、後述のアプリテスター向けの手順を参照してください。
テスター管理
テスター管理は、アカウントレベルまたはLATレベルで処理できます。アカウントレベルでは、アカウントに存在するすべてのテスターとテスターグループを管理できます。LATレベルでは、特定のLAT内で関連付けられたテスターを管理できるほか、そのLAT内の個々のテスターに対してアクションを実行できます。
アカウントレベルのアクション
アカウントに追加されているすべてのテスターグループを表示するには、開発者コンソールのメニューから [アプリ&サービス] > [テスター管理] を選択します。この画面では、アカウントレベルでテスターグループを管理できます。アカウントのすべてのテスターを表示するには、[すべてのテスターを表示] をクリックします。アカウントレベルで実行できるアクションは、次のとおりです。
- テスターの追加
- グループの追加
- グループの編集(テスターの追加、テスターの削除、グループ名の変更)
- グループの削除(関連付けられたLATからグループを削除し、ほかのグループに関連付けられていないテスターを削除します)
- グループからテスターを削除(テスターがほかのグループに関連付けられていない場合は、アカウントから削除されます)
- テスターの削除([すべてのテスター] 画面で実行すると、アカウントからテスターが削除され、どのグループやLATにも表示されなくなります)
テスターは最大で合計1500人まで追加できます。
LATレベルのアクション
ライブアプリテストを作成する際に、そのLATのテスターを管理できます。テスターをLATレベルで管理するには、アプリのライブアプリテストダッシュボードに移動します。LATレベルで実行できるアクションは以下のとおりです。
- テスターの追加
- テスターの削除(テスターはLATからのみ削除され、アカウントには残ります)
- アプリ内課金(IAP)アイテムのリセット(LAT内の全テスターを対象)
- アプリ内課金(IAP)アイテムのリセット(特定のテスターのみを対象)
- 特定のテスターへの招待の再送信
LATへのテスターの追加
- ライブアプリテストのダッシュボードで、アクティブなテストの下にある [テスターを管理] をクリックします。サイドバーの [テスターの管理] を直接クリックすることもできます。
- [新規テスターを追加] をクリックし、ワークフローを完了します。
アプリ内課金(IAP)アイテムのリセット(LAT内の全テスターを対象)
- アプリのライブアプリテストダッシュボードに移動し、アクティブなテストにアクセスします。
- [IAPアイテムをリセット] をクリックし、リセットするIAPアイテムのタイプ(非消費型アイテムまたは定期購入型アイテム)を選択します。
この操作により、LATに追加されているすべてのテスターのIAPアイテムがリセットされます。個々のテスターのIAPアイテムをリセットするには、個々のテスターの管理を参照してください。
個々のテスターの管理
個々のテスターまたは特定のテスターグループに対してアクションを実行できます。アクションには、招待の再送信、IAPアイテムのリセット、LATからのテスターの削除などがあります。
- アプリのサイドバーまたはライブアプリテストのダッシュボードから[テスターを管理] を選択します。
- 管理するテスターの横にあるチェックボックスをオンにします。
-
[アクションを選択] をクリックし、選択したテスターに対して実行するアクションを選択します(下図参照)。
アクションを選択 招待を再送信: テスターが招待Eメールを誤って紛失または削除した場合は、[招待を再送信] オプションを使用して招待Eメールを再送信できます。ライブアプリテストのEメールをオプトアウトしているテスターに招待を再送信する場合は、まずテスターがオプトインする必要があります。[テスター管理] 画面にあるオプトインリンクをテスターに送信します。詳細については、LATに関するEメールのテスターによるオプトインを参照してください。
IAPアイテムをリセット: IAPアイテムをリセットする機能は、新しいテストサイクルを開始するときに役立ちます。特定のテスターについてのみIAPアイテムをリセットする場合は、そのテスターに対してリセットするアイテムのタイプに応じて、[テスター向け非消費型アイテムをリセット] または [テスター向け定期購入型アイテムをリセット] を選択します。
削除: ライブアプリテストから特定のテスターを削除するには、[削除] を選択します。テスターは、このアプリに関連付けられたライブアプリテストについてのみ、テスターグループから削除されます。[テスター管理] では、テスターは引き続きグループに関連付けられます。
テスターの招待ステータス
テスターの招待ステータスは、次の画像に示すように、[テスターの管理] 画面に表示されます。
![[テスターの管理] 画面:2人のテスターの招待ステータスが保留中で、別の2人のテスターの招待ステータスは配信済みになっています。](https://m.media-amazon.com/images/G/01/mobile-apps/dex/live-app-testing/live-app-test-invite-status._TTH_.png)
テスターへのLATの招待について、現在のステータスが次のいずれかで示されます。
- [Delivered] - LATの招待が正常にテスターに配信されました。
- [Failed] - LATの招待をテスターに配信できませんでした。
- [Pending] - LATの招待がまだテスターに配信されていません。
- [Expired] - LATの招待が期限切れになっています。
テストの管理
アプリ公開後はテストを終了するか、テストバージョンを次期バージョンへ昇格させます。 次期バージョンへ昇格させると、同バージョンを公開する前に最新のスクリーンショットやメタデータのアップロードを行うなど、仕上げ作業に取り組むことができます。
終了したテストは、ライブアプリテストのダッシュボードにある [過去のテスト] セクションで確認可能です。

公開済みアプリの新規バージョンのテスト
公開済みアプリの新規バージョンをテストする場合は、Amazon開発者コンソールでアプリを選択し、画面上部にある [ライブアプリテスト] をクリックします。公開済みアプリのテストバージョンを初めて作成する場合、現行バージョンのAPKとメタデータがコピーされてテストバージョンが作成されます。
テストバージョンのAPKとメタデータは必要に応じて変更可能です。これ以降のテストバージョンには、最新テストバージョンのAPKとメタデータが使用されます。
アプリテスター向けの手順
アプリテスターは、テストアプリをデバイスにダウンロードして、ユーザーテストを実行できます。
テストの参加者には、アプリテストを実行するための通知(招待Eメールとデバイスへのプッシュ通知)が送信されます。テストアプリをダウンロードしてテストを実行するには、以下のセクションの手順に従います。
LATのテスト用通知の有効化
アプリテスト用のEメール通知またはプッシュ通知を受信するには、Amazonアプリストアからの情報配信Eメールを有効にする必要があります。テスターが各自でEメール通知を有効にしていることを確認してください。プッシュ通知を受信できるようにするには、テストに使用するデバイスに登録されているEメールを、テスターのEメールとして使用する必要があります。テスターに以下の手順に従うよう案内します。
- Amazon.co.jpアカウントにログインします。
- [アカウントサービス] > [Eメールとメッセージ] > [情報配信サービスの設定] の順に選択します。
- [Eメールの設定] セクションで [情報配信Eメール] を展開します。
- この情報配信Eメールのリストで、[Androidアプリストア] がオンになっていることを確認します。
- [保存] をクリックして変更を保存します。
LATに関するEメールのテスターによるオプトイン
テスターは招待Eメールを初めて受信したときに、LATに関する情報配信の登録を解除できます。情報配信の登録を解除したテスターには、Eメールやプッシュ通知でLATの招待が送信されなくなります。配信登録を解除した後、テスターがLATの招待を再度受信する場合は、そのテスターとオプトインリンクを共有できます。オプトインリンクをクリックすると、LATに関するEメール配信に再登録できるウェブページに移動します。オプトインリンクを取得するには、[テスター管理] 画面に移動し、[すべてのテスターを表示]、[オプトインリンクをコピー] の順にクリックします。
![[すべてのテスター] 画面。警告:テスターによっては、招待の受信をオプトアウトしている場合があります。テスターが今後招待の受信を希望している場合は、オプトインリンクを共有してください。オプトインリンクをコピー](https://m.media-amazon.com/images/G/01/mobile-apps/dex/live-app-testing/lat-opt-in-link._TTH_.png)
招待Eメールからアプリをテストする方法
テスターには、アプリのテストページへのリンクと、アプリをFireデバイスおよびAndroidデバイスにダウンロードしてインストールする手順が記載されたEメールが送信されます。
Eメール通知からアプリをテストするには、テスター側で以下の手順を実行する必要があります。
-
テストを行うマーケットプレイスのリンクをクリックします。
ライブアプリテストの招待Eメール 指定したマーケットプレイスのECページが開きます。
-
テスターがサポート対象デバイスでAmazonアプリストアにログインしている場合は、アプリのECページに [1-Clickでダウンロード] ボタンと、互換性のあるデバイスのリストが表示されます。
アプリのECページ テスターがデバイスでAmazonアプリストアにログインしていない場合、または特定のデバイスがテスターのマーケットプレイスで販売されていない場合、そのデバイスは表示されません。アプリがターゲットとする全デバイスが指定のマーケットプレイスで販売されていない場合、テスト用ECページの [1-Clickでダウンロード] ボタンが [登録する] ボタンに置き換わります。
デバイスが販売されていない場合 -
[1-Clickでダウンロード] をクリックすると、アプリのインストール方法に関する指示がテスターに提供されます。テスターがテスト時に使用するAmazonアカウントに関連付けられた対象デバイスであれば、いくつでもテストできます。
注: テストアプリにアプリ内課金(IAP)アイテムが含まれている場合、テスターが購入する際の料金はトランザクション時に無料となります。
プッシュ通知からアプリをテストする方法
テスターは、Eメール通知に加えて、Fireタブレット、Fire TV、Androidデバイスでプッシュ通知も受信できます。LATのプッシュ通知を受信するには、LATのテスト用Eメール通知に使用されているテスターのアカウントに、デバイスが登録されている必要があります。
プッシュ通知を受信したら、デバイスで通知をタップまたは選択します。Amazonアプリストアでアプリのテストページが表示されるので、そこからアプリをダウンロードして、ユーザーテストを実行できます。
ライブアプリテストを介したアプリの申請
テスト結果に問題がなければ、ライブアプリテスト経由でAmazonアプリストアにアプリを直接申請することができます。手順は以下のとおりです。
- ライブアプリテストのダッシュボードに移動します。
- [アクション] ドロップダウンメニューで、[次期バージョンへ昇格] を選択します。
不足しているアプリのメタデータを入力するよう求められる場合がありますが、バイナリファイルを再アップロードする必要はありません。アプリがAmazonアプリストアで公開された時点で、Amazonから通知用Eメールが送信されます。
Last updated: 2023年5月1日