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既存のウェブアプリへの移行

既存のウェブアプリへの移行

Amazon Fire TVでは、HTML5ウェブアプリがサポートされています。既存のウェブアプリをFire TVで利用できるようにする場合は、次に用意した移行用チェックリストを確認してください。

既存のウェブアプリの移行ではなく新たなウェブアプリを開発する場合は、ウェブアプリの開発についてを参照してください。

移行を始める前に、デザインとユーザーエクスペリエンス(UX)に関するガイドラインで10フィートUIエクスペリエンスに対応したアプリ設計の詳細を確認してください。

ウェブアプリの移行のチェックリスト

ウェブアプリの特徴 必要な操作
ビデオを再生する アプリがフォーカスを再取得したときにUIが正しい状態になることを確認します。アプリのフォーカスが失われると、ビデオの再生が自動的に一時停止することに注意してください。

Page Visibility APIを使用してフォーカスの変更を検出し、適切に対処します。ウェブアプリの開発を始めるに記載の「フォーカスの変更」を参照してください。また、アプリの申請時には必ず [Prevent Sleep for Video Playback] チェックボックスをオンにしてください。これにより、アプリでビデオを再生中にFire TVのスクリーンセーバーが無効になります。
オーディオを再生する アプリがフォーカスを失ったら、オーディオの再生を一時停止してください。オーディオが自動的に一時停止されることはありません。アプリがバックグラウンドで実行されると、ユーザーがリモコンでオーディオを一時停止できなくなります。

Page Visibility APIを使用してフォーカスの変更を検出し、適切に対処します。詳細については、ウェブアプリの開発を始めるに記載の「フォーカスの変更」を参照してください。
オーディオまたはビデオの再生中に再生時間を表示する durationchangeイベントをリッスンして、適切な再生時間を表示します。再生時間プロパティによって初期化中に正しくない再生時間が報告されるため、再生の開始後に再生時間を更新する必要があります。FAQのウェブアプリに関するFAQで「オーディオとビデオの再生中に、ウェブアプリに表示されている再生時間が1分40秒のままで変化しません。理由を教えてください」を参照してください。
カスタム再生コントロールの使用 キーを押す操作をキャプチャして、Amazon Fire TVリモコンおよびAmazon Fire TVゲームコントローラー(日本では現在お取り扱いできません)からの入力を使用します。ウェブアプリのコントローラーに対応するを参照してください。
終了ボタンがある ウェブアプリを適切に閉じます。ウェブアプリに関するFAQで「ウェブアプリを適切に閉じる方法を教えてください」を参照してください。
アプリが1ページ W3C履歴を使用してコンテンツ内を移動し、戻るボタンに正しく応答します。ウェブアプリに関するFAQで「ウェブアプリでAmazonリモコンの戻るボタンを使用したときの動作をカスタマイズする方法を教えてください」を参照してください。
ビューポートAPIを使用してスケーリングを制御する アプリが1080pを対象としていることを確認します。ウェブアプリの開発を始めるに記載の「解像度とページのスケーリング」を参照してください。
720pの解像度を明示的に対象とする 1080pを対象とするようにアプリを変更します。デバイスが720pに設定されている場合、アプリの表示は自動的に縮小されます。ウェブアプリの開発を始めるの「解像度とページのスケーリング」を参照してください。
アプリコンポーネント間の移動にタッチまたはクリックを使用する UIを確認して、タッチとクリックによる入力ではなくリモコンとゲームコントローラーによる入力で動作するようにします。リモコンとゲームコントローラーの上下左右のナビゲーションボタンを使用して、選択可能なすべてのUI要素にアクセスできる必要があります。デザインとユーザーエクスペリエンス(UX)に関するガイドラインおよびウェブアプリのコントローラーに対応するを参照してください。
ゲームである ゲームコントローラーのサポートとフォーカスの変更の処理に関する情報を確認します。ウェブアプリのコントローラーに対応するに記載の「Amazon Fire TVゲームコントローラー(日本では現在お取り扱いできません)からの入力を使う」とウェブアプリの開発を始めるに記載の「フォーカスの変更」を参照してください。