Alexa開発者コンソールでのスキル内商品の作成と管理


Alexa開発者コンソールでのスキル内商品の作成と管理

スキル内でプレミアムコンテンツを提供するには、1つ以上のスキル内商品を定義してスキルに関連付けます。スキル内商品では、支払いモデルや価格などの詳細を定義します。開発者コンソールを使用してスキル内商品をスキルに追加できます。スキル内課金(ISP)の詳細については、スキル内課金とはを参照してください。

前提条件

スキル内商品を作成するには、スキル内課金をサポートするロケールでカスタムスキルを作成する必要があります。対象のロケールについては、スキル内商品をサポートしている言語とロケールを参照してください。

スキルのスキル内商品を確認する

以下の手順で、作成したスキル内商品を確認できます。

スキル内商品を確認する

  1. Alexa開発者コンソールにログインします。
  2. スキルの一覧からカスタムスキルを見つけ、アクションのドロップダウンから編集を選択します。
  3. ビルドページで、スキル内課金をサポートする言語を選択します。
  4. 左側でツールをクリックし、スキルの収益化を選択します。
    スキル内商品のページにはスキルに既に関連付けられているスキル内商品と、作成済みでもまだスキルに関連付けられていない商品が表示されます。

スキル内商品ページでは、2つのテーブルに商品が表示されます。

  • リンクした商品リストには、スキルに関連付けられた商品が表示されます。スキルが公開されると、ユーザーはリンクした商品を購入できるようになります。スキルに商品をリンクするには、すべての必須フィールドに入力する必要があります。開発中ステージでは、リンク解除アクションでスキルから商品のリンクを解除できます。
  • リンク可能な商品には、どのスキルにもまだ関連付けられていないすべての商品が表示されます。このリストには、リンクを解除した商品、および一部の必須フィールドに有効なデータが含まれない商品も表示されます。完成した商品はリンクアクションでスキルにリンクできます。

各商品にはステータスがあります。

  • 未完了 – 商品の1つ以上の必須フィールドにデータがありません。
  • 完了 – すべての必須フィールドに入力されています。商品がまだスキルにリンクされていない場合は、リンクして購入をテストできます。スキルに既にリンクしている場合、完了は次のいずれかを意味します。
    • 商品は認定も公開もされていません。
    • 商品を公開した後に変更を加えました。商品の認定を再申請してこれらの変更を公開してください。
  • 審査中 – 商品は認定のための審査中です。
  • 公開中 – リンクした商品は公開中のスキルの一部として公開中です。ユーザーはこの商品を購入できます。
  • 無効 – 商品の提供が終了し、購入できなくなっています。ただし、既に購入済みのユーザーは引き続き商品にアクセスする権利があります。詳細については、公開中のスキルで商品の提供を終了するを参照してください。
開発中のスキルにリンクした商品が表示された開発者コンソールのスキル内商品ページ
スキル内商品ページ(開発中ステージ)

スキル内商品を作成して編集する

商品の追加、編集、削除、終了は、次の手順で行います。

商品を作成し、スキルにリンクできます。または、作成した商品を後でリンクさせることもできます。

開発者コンソールでスキル内商品を追加する

  1. Alexa開発者コンソールにサインインします。
  2. スキルの一覧からカスタムスキルを見つけ、アクションのドロップダウンから編集を選択します。
  3. ビルドページのスキルビルダーのチェックリストで、スキルの収益化をクリックします。
    または、左側のメニューでツールをクリックし、スキルの収益化を選択します。
  4. スキルの収益化方法を選択してくださいで、スキル内商品を追加をクリックして次へをクリックします。
  5. スキル内商品で、スキル内商品を作成をクリックします。
  6. 商品の参照名を指定します。
  7. 商品の種類を選択します。種類により、支払いモデルが決定します。買い切り型サブスクリプション型消費型のいずれかを選択します。
  8. スキル内商品を作成をクリックします。
  9. サポートされる言語で、新しい言語を追加をクリックします。
    スキルでサポートされているすべての言語でスキル内商品を作成できます。
    スキルがサポートする言語を選択できます。灰色で表示されている言語を追加するには、その言語をスキルに追加してください。詳しくは、多言語に対応するスキルを開発するを参照してください。
  10. 追加する言語をクリックし、サポートされる言語フィールドに必要事項を入力し、保存をクリックします。
    このステップを言語ごとに繰り返します。
  11. 価格設定と購入可能状況必須フィールドに入力します。
  12. ドロップダウンの矢印をクリックし、税金のカテゴリーでスキルに応じたカテゴリーを選択します。
  13. スキル内商品をAmazon.comで販売するのオン、オフを切り替えます。
  14. (サブスクリプション型のみ)請求必須フィールドに入力します。
  15. テスト必須フィールドに入力します。
  16. 保存をクリックして商品情報を保存します。
  17. すべての必須フィールドに入力すると、商品をスキルにリンクするプロンプトがコンソールに表示されます。商品をスキルにリンクさせるには、スキルにリンクをクリックします。
    商品情報を編集するには、閉じるをクリックします。
    商品リストに戻るには、左側のツール > スキルの収益化をクリックします。
    後から商品をスキルにリンクさせることもできます。

選択した各言語の必須フィールドなど、未完了の必須フィールドがある場合は、商品を保存することはできますが、新しい商品をスキルにリンクすることはできません。開発者コンソールのスキル内商品ページで、リンク可能な商品に商品が表示されます。残りのフィールドの入力を完了すると、商品をスキルにリンクできるようになります。詳細については、商品を編集するを参照してください。

既存の商品をスキルにリンクさせる

商品をリンクするには、商品のステータスが完了である必要があります。

  1. Alexa開発者コンソールにサインインします。
  2. スキルの一覧からカスタムスキルを見つけ、アクションのドロップダウンから編集を選択します。
  3. ビルドページのスキルビルダーのチェックリストで、スキルの収益化をクリックします。
    または、左側のメニューでツールをクリックし、スキルの収益化を選択します。
  4. 完了した商品が既にある場合、スキル内商品ページのリンク可能な商品で商品を見つけ、アクションスキルにリンクをクリックします。
  5. スキルにリンクされた商品がない場合、以下のタスクを実行します。
    1. スキルの収益化方法を選択してくださいで、スキル内商品を追加をクリックして次へをクリックします。
    2. スキル内商品ページのリンク可能な商品で商品を見つけ、アクションスキルにリンクをクリックします。

商品を編集する

スキルを公開すると、スキルのステータスが公開中に変わり、開発者コンソールに新しい開発中バージョンが自動で作成されます。開発中バージョンには、元の公開中のバージョンと同じ情報が登録されています。開発中バージョンを使用して、スキル内商品を更新します。商品を更新したら、スキルの認定を再申請する必要があります。

商品を編集するには、次の手順を実行します。

開発者コンソールでスキル内商品を編集する

  1. Alexa開発者コンソールにサインインします。
  2. スキルの一覧からカスタムスキルを見つけ、アクションのドロップダウンから編集を選択します。
  3. 言語を追加するには、ビルドページで、スキル内課金をサポートする言語を選択します。
  4. ビルドページのスキルビルダーのチェックリストで、スキルの収益化をクリックします。
    または、左側のメニューでツールをクリックし、スキルの収益化をクリックします。
  5. リンクした商品が既にある場合、スキル内商品ページのリンクした商品で商品を見つけ、アクション編集をクリックします。
  6. スキルにリンクされた商品がない場合、以下のタスクを実行します。
    1. スキルの収益化方法を選択してくださいで、スキル内商品を追加をクリックして次へをクリックします。
    2. スキル内商品ページのリンク可能な商品で商品を見つけ、アクション編集をクリックします。
  7. 必要に応じてフィールドを編集します。
  8. 変更を保存するには、右上隅にある保存をクリックします。
  9. 新しい価格が開催中のタイムセールよりも低い場合、現在のタイムセールを非表示にするには、変更を保存をクリックします。

商品を削除する

スキルの公開中バージョンで商品が提供されたことがなければ、開発中ステージで商品をスキルから削除できます。

スキルから商品を削除する

  1. Alexa開発者コンソールにサインインします。
  2. スキルの一覧からカスタムスキルを見つけ、アクションのドロップダウンから編集を選択します。
  3. ビルドページで、スキル内課金をサポートする言語を選択します。
  4. 左側でツールをクリックし、スキルの収益化を選択します。
    スキル内商品のページにはスキルに既に関連付けられているスキル内商品と、スキルに関連付けられていない商品が表示されます。
  5. スキルに商品が含まれる場合、リンクした商品で商品を見つけ、アクションリンク解除をクリックします。
  6. 商品がスキルに関連付けられていない場合、商品をリンク可能な商品で見つけ、アクション削除を選択します。

公開中のスキルで商品の提供を終了する

商品を公開した後で提供終了すると、ユーザーにネガティブな印象を与えてしまう可能性があります。商品の提供終了を避けるため、ベストプラクティスに沿ってプレミアム商品をデザインしてください。公開中の商品をどうしても終了しなければならない場合は、商品を無効にします。この変更には、スキルの再認定を申請する必要があります。慎重に検討し、既存ユーザーのエクスペリエンスを損なうような変更は回避してください。

商品の提供を終了すると次のような影響があります。

  • ユーザーはこの商品を購入できなくなります。
  • 消費型と買い切り型の商品の場合、商品を購入したユーザーが引き続きこの商品にアクセスできるようにしてください。スキルでは、これらのユーザーを引き続きサポートする必要があります。
  • サブスクリプション型の場合、サブスクリプションを行ったユーザーが残りの期間中にその商品にアクセスできるようにしてください。期間が終わると、サブスクリプションは自動的に更新されません。

  • 商品はスキルに関連付けられたままです。そのため、収益化REST APIを使用して商品を取得する際に、商品が含まれたままになります。提供を終了した商品はpurchasableプロパティにNOT_PURCHASABLEを返します。

スキルを公開すると、スキルのステータスが公開中に変わり、開発者コンソールに新しい開発中バージョンが自動で作成されます。開発中バージョンには、元の公開中のバージョンと同じ情報が登録されています。開発中バージョンを使用して、スキル内商品の提供を終了します。

スキル内商品の提供を中止する

  1. Alexa開発者コンソールにサインインします。
  2. スキルの一覧からカスタムスキルを見つけ、アクションのドロップダウンから編集を選択します。
  3. ビルドページで、スキル内課金をサポートする言語を選択します。
  4. 左側でツールをクリックし、スキルの収益化を選択します。
    スキル内商品のページにはスキルに既に関連付けられているスキル内商品と、スキルに関連付けられていない商品が表示されます。
  5. リンクした商品で商品を見つけ、アクション無効化をクリックします。
  6. スキルの認定を再申請します。
    詳細については、スキル内課金スキルの認定を参照してください。

マーケットプレイスから商品を削除する

公開中の商品のマーケットプレイスをどうしても削除しなければならない理由がある場合は、削除できます。ただし、デフォルトのロケールは削除できません。

スキル内商品からマーケットプレイスを削除する

  1. Alexa開発者コンソールにサインインします。
  2. スキルの一覧からカスタムスキルを見つけ、アクションのドロップダウンから編集を選択します。
  3. ビルドページで、スキル内課金をサポートする言語を選択します。
  4. 左側でツールをクリックし、スキルの収益化を選択します。
    スキル内商品のページにはスキルに既に関連付けられているスキル内商品と、スキルに関連付けられていない商品が表示されます。
  5. リンクした商品で商品を見つけ、アクション編集をクリックします。
  6. サポートされる言語で、表示されているすべての言語について削除をクリックし、保存をクリックします。
  7. スキルの認定を再申請します。
    詳細については、スキル内課金スキルの認定を参照してください。

提供終了した商品を再有効化する

提供終了した商品を再有効化して、新しく購入可能にできます。

開発者コンソールでスキル内商品を再有効化する

  1. Alexa開発者コンソールにサインインします。
  2. スキルの一覧からカスタムスキルを見つけ、アクションのドロップダウンから編集を選択します。
  3. ビルドページで、スキル内課金をサポートする言語を選択します。
  4. 左側でツールをクリックし、スキルの収益化を選択します。
    スキル内商品のページにはスキルに既に関連付けられているスキル内商品と、スキルに関連付けられていない商品が表示されます。
  5. リンク可能な商品で商品を見つけ、アクション再有効化をクリックします。
  6. スキルの認定を再申請します。
    詳細については、スキル内課金スキルの認定を参照してください。

スキル内商品の設定

以下のフィールドにスキル内商品の情報を入力します。

商品ID
(読み取り専用)固有の商品IDが表示されます。商品の提供と課金を開始する際に、コード内でこのIDを参照できます。
参照名
スキル内商品の正式名です。コード内で商品を参照する場合にこの名前を使用します。

サポートされる言語

サポートされる言語新しい言語を追加をクリックし、言語を選択して以下のフィールドに入力します。灰色で表示されている言語を追加する場合は、まずスキルにその言語を追加します。

表示名
商品の名前です。購入確認プロンプト、Alexaアプリの購入カード、メールの領収書で使用します。選択された商品のロケール固有の名前になります。
説明
商品の説明やユーザーが商品を使用してできることの説明です。この説明は、ユーザーの購入ステータスの取得APIでスキル内商品を取得した際に、summaryプロパティで確認できます。
詳細な説明
商品の機能や使用するための前提条件を説明した詳細な説明です。
小さいアイコン/大きいアイコン
商品を表すアイコンです。大きいアイコンと小さいアイコンを両方指定します。画像は表示する際に丸く切り取られるため、四辺に75ピクセルのパディングを取ることをお勧めします。スキルに関連付けられたアイコンを再利用することも、商品を表す独自の画像を指定することもできます。
  • 小さいアイコン: 透過性のある108 X 108のPNGファイルです。四辺の内側に75ピクセルのパディングを指定してください(推奨)。
  • 大きなアイコン: 透過性のある512 X 512のPNGファイルです。四辺の内側に75ピクセルのパディングを指定してください(推奨)。これらの仕様に準拠したスキルアイコンを作成するにはAlexaスキルアイコンビルダーも使用できます。アイコンビルダーで、ダウンロードをクリックし、大小両方のサイズのpngファイルを含むzipファイルを保存します。その後、これらの.pngファイルをスキル内商品にアップロードします。
購入プロンプトの説明
ユーザーがサブスクリプションを購入またはキャンセルするときに聞く商品の説明です。

説明を入力する際は次のガイドラインに従います。

  • 商品名を含めます。表示名のトークンには「{PREMIUM_CONTENT_TITLE}」を使用します。プロンプトのこれ以外の部分には「{」や「}」を使用しないでください。
  • この商品のセールスポイントを含めます。
  • できるだけ簡潔にしてください。
  • 価格情報は一切含めないでください。価格は購入フローでAmazonによって自動的に付け加えられます。
  • ユーザーがアップセルメッセージで既に聞いたものと同じフレーズは繰り返さないようにしてください。
購入確認の説明
Alexaアプリのスキルカードに表示される商品の説明です。商品の表示名のプレースホルダーとして{PREMIUM_CONTENT_TITLE}を含めます。

価格設定と購入可能状況

商品の価格とマーケットプレイスの購入可能状況を定義します。

税金のカテゴリー

商品のコンテンツに当てはまるカテゴリーを選択してください。

  • 情報サービス – 情報が主なコンテンツです。例:株価、天気、ニュース、金融データなど。
  • 新聞 – 新聞コンテンツです。形式(ビデオ、オーディオ、スクロールグラフィックなど)は問いません。
  • 定期刊行物 – 定期的に発行されるコンテンツ(雑誌など。新聞を除く)です。形式(ビデオ、オーディオ、スクロールグラフィックなど)は問いません。
  • ソフトウェア – 対話型のゲームコンテンツやその他のスキルコンテンツです。
  • ストリーミングオーディオ – ストリーミングラジオ以外のオーディオコンテンツです。
  • ストリーミングラジオ – ストリーミングラジオ形式のオーディオコンテンツです。事前に録音されたものや生放送を含みます。
  • ビデオ – ストリーミングビデオコンテンツです。事前に録画されたものや生放送を含みます。

スキル内商品をAmazon.comで販売する

スキル内課金として、またはAmazon.comで商品を購入できるようにするには、このボタンを切り替えます。デフォルトはオンです。スキル内課金のみ可能にするには、オフにします。

サブスクリプションの請求

サブスクリプション型の商品を提供する場合、請求の頻度を定義してください。これはサブスクリプションの料金をユーザーに請求する頻度になります。試用期間を定義することもできます。試用期間では、ユーザーは一定期間商品を無料でプレビューできます。試用期間が終了すると、定義された請求の頻度に従ってAmazonがユーザーに請求します。

  • 請求の頻度 – サブスクリプションの料金をユーザーに請求する頻度を表示します。選択可能なオプションは、毎月毎年です。
  • 試用期間 – オンとオフを切り替えて、この商品に試用期間が設けられているかどうかを表示します。
  • 試用期間の日数 – 試用期間の日数を表示します。指定可能な日数は、1~90日です。

テスト

テストセクションでは、Amazon認定チーム向けに商品のテスト方法に関する詳細を入力します。

  • テスト手順 – スキル内でのこの商品の購入フローとキャンセルフローのテスト方法を示す説明を入力します。テストアカウントの認証情報、スキルと対話する際に商品を検索する方法の詳細などの情報が含まれます。


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最終更新日: 2024 年 04 月 10 日